新じゃがを買ってきたとき、「普通のじゃがいもと同じように置いておいていいのかな」「冷蔵庫に入れた方がいいのかな」と迷うことがありますよね。
新じゃがは、皮が薄くてみずみずしいところが魅力のじゃがいもです。
その一方で、普通のじゃがいもより水分が多く、長く保存するより早めに食べる方が向いています。
この記事では、新じゃがの保存方法、冷暗所と冷蔵庫での扱い、芽や緑色の部分の注意点を、家庭で使いやすい形でまとめます。
保育園の給食でもじゃがいもはよく使いますが、新じゃがは「普通のじゃがいもと同じでしょ」と思われやすい食材です。
でも実際には、旬のうちに早めに食べるくらいが、いちばん扱いやすいと感じています。
新じゃがは冷蔵庫に入れる?
新じゃがは、基本的には冷蔵庫に入れなくても大丈夫な食材です。
保存するなら、まずは直射日光の当たらない、涼しくて風通しのよい場所。いわゆる冷暗所での保存が考えやすいです。
ただ、春から初夏にかけて気温が上がってくると、家庭によっては「涼しい場所がない」ということもありますよね。
その場合は、新聞紙やキッチンペーパーで包んで、冷蔵庫の野菜室に短めに入れる方法もあります。ただし、新じゃがは長く保存するための食材というより、旬のうちに早めに食べる食材と考えた方が使いやすいです。
新じゃがが長期保存に向きにくい理由
新じゃがは、普通のじゃがいもよりも水分が多く、皮も薄めです。
農林水産省でも、特に新じゃがは水分が多いため長期保存に向かず、皮が薄いため緑色になりやすいとされています。じゃがいもは暗くて涼しく、通気性のよい場所で保存し、家庭での長期間保存を避けるために必要な量を購入することもすすめられています。
保育園の給食でも、じゃがいもはよく使う食材ですが、新じゃがは「普通のじゃがいもと同じでしょ」と思われやすいところがあります。
でも実際には、みずみずしさが魅力な分、保存には少し気をつけたい食材です。家庭でも、まとめ買いして長く置くより、数日〜早めに使い切れる量で買う方が扱いやすいと感じます。
家庭での新じゃがの保存方法
新じゃがを保存するときは、まず光・湿気・高温を避けます。
買ってきたら、すぐに水洗いせず、土や汚れが気になる場合は軽く払うくらいで大丈夫です。洗ってから保存すると水分が残りやすく、傷みやすくなることがあります。
家庭では、次のようにしておくと扱いやすいです。
・新聞紙やキッチンペーパーで包む
・紙袋や段ボールに入れる
・直射日光や蛍光灯の光が当たりにくい場所に置く
・湿気がこもらないようにする
・暑い時期は野菜室も選択肢にする
冷蔵庫に入れる場合も、冷蔵室よりは野菜室の方が使いやすいです。ぎゅっと密閉するより、紙で包んで湿気がこもりすぎないようにします。
ただし、農林水産省では、じゃがいもを冷蔵すると糖の濃度が高くなり、揚げたり炒めたりしたときにアクリルアミドという有害物質のできる量が増える可能性があると説明しています。冷蔵保存したじゃがいもは、煮物や蒸し物など水を使う調理に向くとされています。
家庭で使うなら、冷蔵庫に入れた新じゃがは、ポテトフライよりも煮物、蒸しじゃが、みそ汁、スープなどに使うと考えると分かりやすいです。
芽や緑色の部分はどうする?
新じゃがに限らず、じゃがいもは芽や緑色の部分に注意が必要です。
農林水産省では、じゃがいもの芽や、光が当たって緑色になった皮の部分には、ソラニンやチャコニンという天然毒素が多く含まれるため、十分に取り除くことが大切だとしています。芽は根元を含めて取り除き、緑色になっている部分は厚めにむいて取り除く必要があります。
少し芽が出たものでも、しっかり取り除けば使える場合はあります。
ただし、全体が緑っぽい、苦みやえぐみがある、やわらかく傷んでいる、においが気になる。こういうものは、無理に使わない方が安心です。
家庭では「もったいない」と思うこともありますが、保存状態に不安があるじゃがいもは、食べる前に一度立ち止まることも大切です。
家庭では「買いすぎない」がいちばん使いやすい
新じゃがは、長く置いておくより、旬のうちにおいしく食べる方が向いています。
皮が薄く、みずみずしいところが良さなので、保存で長く持たせようとしすぎるより、買ったら早めに料理に使う。家庭ではこのくらいの考え方で十分だと思います。
小さめの新じゃがなら、皮ごとよく洗って煮物や蒸し料理にすると、季節感も出しやすいです。もちろん、皮ごと食べる場合でも、芽や緑色の部分、傷んだところがないかは確認してください。
子どもに話すなら、
「新じゃがは、春から初夏に出てくるみずみずしいじゃがいもだよ」
「長く置くより、早めに食べるとおいしいんだよ」
くらいの言い方で十分伝わります。
保育園栄養士としてのひとこと
新じゃがは、子どもにも説明しやすい季節の食材です。
「普通のじゃがいもと何が違うの?」と聞かれたら、難しい説明よりも、まずは「皮が薄くて、みずみずしいじゃがいもだよ」と伝える方が分かりやすいです。
保育園でも、子どもは保存方法より先に、見た目や大きさ、皮の薄さに気づくことがあります。そこから「旬の食べ物は、長く置くより早めに食べるものもあるんだよ」と話せると、食材との出会い方としても自然です。
家庭では、たくさん買って保存をがんばるより、使い切れる量を買って、旬の味を楽しむくらいがちょうどいいと思います。
まとめ
新じゃがの保存で覚えておきたいことは、次の3つです。
・基本は、暗くて涼しく風通しのよい場所で保存する
・水分が多く長期保存には向きにくいので、早めに食べる
・芽や緑色の部分、傷みが気になるものは無理に使わない
新じゃがは、長く持たせるより、旬のうちに食卓に出して楽しみたい食材です。
冷蔵庫に入れるかどうかで迷ったら、まずは「早めに食べきれる量か」を考えてみてください。家庭では、それくらいの見方でも十分使いやすくなります。


コメント