※この記事には広告・アフィリエイトリンクを含みます。家庭で食べものの話を広げやすい本を選ぶ視点として紹介しています。
食育絵本というと、少し特別なものに感じるかもしれません。
「野菜を食べられるようにするための本」
「食べものの知識を教える本」
「ちゃんと食育しなきゃいけないときに読む本」
そんなふうに思う方もいるかもしれません。
でも、家庭で使う食育絵本は、もっと気軽で大丈夫です。
食べものの名前を知ったり、旬の野菜を見つけたり、行事食の話をしたり。
絵本をきっかけに、食卓で少し会話が増えるだけでも、立派な食育だと思います。
この記事では、家庭で話しやすくなる食育絵本の選び方を、保育園栄養士の目線でまとめます。

食育絵本は「食べさせるため」だけに選ばなくて大丈夫
食育絵本を選ぶとき、まず大切にしたいのは、絵本を読んだからすぐ食べられるようになるとは考えすぎないことです。
もちろん、絵本をきっかけに食べものへ興味を持つことはあります。
保育園でも、野菜が出てくる絵本を読んだあとに、給食の野菜を見て「あ、これ絵本にあったね」と話す子を見ることがあります。
でも、それがすぐに「全部食べられる」に直結するかというと、そうとは限りません。
むしろ食育絵本は、
- 食べものの名前を知る
- 色や形に気づく
- 季節や行事に興味を持つ
- 食卓で会話が生まれる
- 苦手な食べものを少し身近に感じる
くらいの役割で見ておくと、家庭でも使いやすいです。
「この本を読んだのに食べなかった」と思うより、
「名前を知ってくれた」
「少し見てくれた」
「食卓で話題になった」
そのくらいでも十分だと思います。
食育は、全部食べることだけではありません。
見る、聞く、触れる、話す。
その入口に絵本がある、という感じです。
好き嫌いが気になるときの食育絵本の選び方
好き嫌いが気になるときは、苦手な食材を無理に好きにさせる内容より、食べものと少し仲良くなれる絵本を選ぶと使いやすいです。
たとえば、野菜が苦手な子に対して、いきなり「野菜を食べよう」というメッセージが強い本を読むと、子どもによっては少し構えてしまうことがあります。
それよりも、
- 野菜がかわいく出てくる
- 収穫や畑の場面がある
- 色や形が楽しく描かれている
- 食べる前の過程が分かる
- 苦手でも責められない雰囲気がある
ような絵本の方が、家庭では使いやすいです。
保護者の方からも、「野菜の絵本を読んだら食べるようになりますか?」と聞かれることがあります。
そのときは、すぐ食べることを目標にしすぎず、まずは知っている食べものを増やす感じで大丈夫ですと伝えることが多いです。
苦手なものでも、絵本で何度か見ていると、食卓に出たときに「あ、これ知ってる」となることがあります。
その小さな一歩が、あとから食べる経験につながることもあります。
家庭で読むなら、
「これ食べてみようね」よりも、
「この野菜、今日のごはんにも入ってるね」
くらいの声かけがちょうどいいと思います。
行事食や旬の食材を話しやすくする絵本
食育絵本は、好き嫌いだけでなく、行事食や旬の食材を伝えるときにも使いやすいです。
たとえば、
- 七夕のそうめん
- お月見のお団子
- 冬至のかぼちゃ
- 節分の豆
- ひな祭りのちらし寿司
- 春のたけのこ
- 夏のとうもろこし
- 秋のさつまいも
こうした食べものは、由来をきちんと説明しようとすると、大人でも少し難しく感じることがあります。
でも、絵本があると、子どもには伝えやすくなります。
「昔からこんなふうに食べられてきたんだね」
「この季節に出てくる食べものなんだね」
「今日は絵本に出てきたものを食べる日だね」
このくらいの言い方でも、子どもには十分伝わります。
行事食は、由来を完璧に覚えることだけが目的ではありません。
子どもにとっては、
「みんなで食べた」
「形がかわいかった」
「絵本と同じものが出てきた」
という経験の方が、記憶に残ることもあります。
保育園でも、行事食の前に少しだけ絵本や写真を見せておくと、給食の時間に反応が変わることがあります。
家庭でも、行事の前後に1冊読むだけで、食卓で話しやすくなります。
親子クッキングにつながる絵本も使いやすい
親子で料理をしてみたい家庭には、クッキングにつながる絵本も使いやすいです。
といっても、難しい料理をする必要はありません。
- 野菜を洗う
- レタスをちぎる
- とうもろこしの皮をむく
- おにぎりを握る
- 型抜きをする
- 果物を盛りつける
このくらいでも、子どもにとっては十分な食育になります。
絵本の中で料理をする場面が出てくると、子どもも「やってみたい」と感じやすいです。
家庭で使うなら、絵本を読んだあとに、
「今度これ作ってみる?」
「今日は洗うところだけお願いしてもいい?」
「絵本みたいに並べてみようか」
と話すだけでも楽しいです。
保育園の食育でも、いきなり調理をするより、絵本でイメージを持ってから活動に入ると、子どもが見通しを持ちやすいことがあります。
家庭では、完璧な親子クッキングにしなくて大丈夫です。
少し手伝った。
においをかいだ。
皮をむいた。
できあがりを見た。
それだけでも、食べものとの距離は少し近くなります。
食べものに興味を持つきっかけになる絵本
食育絵本を選ぶときは、栄養の説明がしっかり入っている本だけを選ばなくても大丈夫です。
むしろ小さい子には、まず食べものって面白いと思える本の方が入りやすいです。
たとえば、
- 食材の形が大きく描かれている
- 断面や中身が分かる
- 食べものが変身する
- 畑やお店の様子が出てくる
- 季節の食べものが登場する
- 家族や友達と食べる場面がある
こうした本は、食べる前の会話につながりやすいです。
「この野菜、切ると中はどうなってると思う?」
「絵本では赤かったけど、本物も同じかな?」
「スーパーで探してみようか」
こんなふうに、絵本から実物へつながると、食育として使いやすくなります。
子どもは、知識だけよりも、実際に見たことや触ったことをよく覚えていることがあります。
絵本は、その入口を作るもの。
そう考えると、家庭でも気軽に取り入れやすいです。
家庭で食育絵本を探すなら

食育絵本は、必ず買わないといけないものではありません。
図書館で借りたり、家にある食べものの絵本を読み返したりするだけでも十分です。
もし家庭で使いやすい本を探すなら、
- 食育 絵本
- 野菜 絵本
- 好き嫌い 絵本
- 行事食 絵本
- 季節の食べ物 絵本
- 親子クッキング 絵本
といった言葉で探すと見つけやすいです。
本を選ぶときは、対象年齢だけでなく、家庭でどんな会話につなげたいかを考えると選びやすくなります。
「苦手な野菜に少し慣れてほしい」
「季節の行事を話したい」
「親子で料理するきっかけにしたい」
「食べものの名前を知ってほしい」
このように目的を少し分けると、家庭に合う本を選びやすくなります。
家庭で食育絵本を探すときは、楽天市場などで「食育 絵本」と検索して、絵柄や内容を見比べてみるのもひとつです。
楽天市場で食育絵本を探してみるまとめ|食育絵本は、食卓の会話を増やすきっかけに

食育絵本は、子どもに食べものの知識を教え込むためだけのものではありません。
好き嫌いが気になるときも、行事食を伝えたいときも、旬の食材に親しんでほしいときも、絵本は家庭で話しやすくなるきっかけになります。
大切なのは、読んだあとにすぐ食べられるようになることではなく、
「これ知ってる」
「見たことある」
「今度探してみよう」
「食卓で話してみよう」
と思えることです。
家庭では、完璧な食育にしなくて大丈夫です。
絵本を1冊読んで、食卓で少し話す。
スーパーで同じ食材を見つける。
料理の前に少し触ってみる。
そのくらいの小さな関わりでも、子どもにとっては食べものに親しむ大切な時間になります。
食育絵本は、家庭の食卓を少し話しやすくしてくれる本。
そう考えて選ぶと、無理なく続けやすいと思います。


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